Produce - R studioがプロデュースした物件のご紹介

一番大切なことは、誰の基準でもない、お客様ご自身が「楽しく」、そしてご自身の価値観を信じて「おしゃれに」暮らす毎日を実現すること。以下では、R studioが携わった設計・内装・インテリアコーディネート事例をご紹介します。

Vol.11 : 新築一戸 「 鎌倉裏路地 PEACE ♬ 」 page 2

来たる上棟の準備。
棟上げ時には多くの職人があつまり、一気に屋根まで施工する。
クレーンで柱等を吊り、垂直や水平を見ながら骨組みを組んで行きます。
この下準備が大切な作業で、上棟時には間違いの無いように段取りしなければなりません。
1階がテナント2階が住居となるため、軸組工法となると耐震強度に相当な計算が必要です。
本来の住宅であれば1階に構造用の合板がしかれ、2階も同じように合板が施工されるために強度は保てるのですが、
1階がテナント用の造りでは基礎土間のみの施工となり、1階には構造用合板が使えなくなってしまいます。
この不安な要素を取り除く為の強度計算が重要で、梁や柱筋交いなどの合成をより一層強くしなければなりません。
ここで登場するのがピン工法! このピン工法により一般的な軸工法よりも強度が増し、建物のバランスもよくなります。
建物上棟時の組み立てスピードは速く、建坪の大きさからは考えらえない程の早さで組める点もイイ。
ビジュアル的な利点もあり、木と木を繋ぐ金物が、人の目に触れずにスッキリとした木材だけが見えるところ。
しかしながらピン工法の難点はやはりコスト面。 軸組工法からすればコストアップは否めなく覚悟が必要ですね。
木材のプレカットをする際に当然時間が多くかかり、金物の造り込みが必要となりますので、当然価格はアップいたします。 全てに一長一短があるため、何を優先し何を削るかが難しいところ。。。

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