脱都心コンシェルジュ

海を楽しむ暮らしのコンサルタント

「息子よ親孝行は終了です。」

先日、伊勢神宮へ参拝旅行を楽しんで参りました。
息子と二人きりの男旅のため、豪華な旅館に泊まる必要もなく、かっちりとした旅行プランもない、ぶらり旅にしたい、がコンセプト。 
古く歴史のある旅館を探し、伊勢周辺の食事処から銭湯と、webでさがす時間が楽しくてたまらなかった。 

当日の出発時刻は24時、おおよそ6時間ほどのドライブを想定し出発。  
息子が事前に買っていたレッドブルを飲み干しエネルギーチャージ! 東名高速にのり安全運転で伊勢にむかう。 
あいにくの雨模様だが落胆することなくワクワクし、息子に仮眠をとらせまずは僕がハンドルを握ることに。 
途中、御殿場付近に濃霧が発生しそろそろとスピードをコントロール。 
まだまだ運転に未熟さのある息子にハンドルをにぎらせないで正解と安堵な気分でした。 

一気に伊勢湾岸道路・最初のパーキングエリア「刈谷PA」まで走り休憩。 
出発してから約5時間が経過したところ、まだ夜も開けない午前5時、伊勢神宮「外宮・ガイクウ」に到着し伊勢市駅周辺の散策。
さすが参道だけあって、道路両サイドには街並みを意識したて建物が並び、趣と雰囲気のある街並みが美しいと感じた。 

明るく夜が明ける午前6時頃、息子と伊勢神宮ガイドブックを開きながら、あれこれと確認作業に。 
今回の旅の目的は、神聖な気持ちで伊勢神宮への参拝を行うことを目的に訪れている。 
参拝には決まりごとが多々あるため、神様に失礼のないよう細心の注意を払おうと心がけている。
 
伊勢神宮には「外宮・ガイクウ」・「内宮・ナイクウ」とそれぜれに決まりごとがあり、
神様の祀られているところも多いため、順路も定めて行かなければと息子と話し合うことに。
その時間が無性に心地よく感じ、子供としてではなく同じ人どうし、いや大人同士の会話が何よりもたのしかった。 

まずは「外宮」参拝。
伊勢神宮内でカメラを構える僕に息子が一言、「神様のいるところでの撮影はどうかと思う。。。」
参拝を目的とした旅にもかかわらず、カメラを構え夢中になる僕。 この一言に納得した感は否めない。
我が息子が知らず知らずの間に大人になり成長したと、親として男として涙が溢れそうになった。
涙なんか見せられないと必死に感情を抑え、息子に悟られないよう頑張っている自分が、情けなくもあり心暖かくも感じました。

「外宮」参拝後おはらい町の「赤福」に立ち寄り、お茶とお餅をいただくことにした。
「赤福」は創業300年以上の歴史を持つ茶菓子処ろ。
昔から伊勢にお参りに来る参拝客をもてなし、様々な時代を見聞きしてきた歴史を考えると身の締まる思いでした。
特に感じたことだが、接客するスタッフの姿勢には尊敬と感動を覚え、見習うことも多かった。
鎌倉周辺はまさに観光地域でありながら、接客する姿勢や態度に疑問を抱く店も多く恥ずかしいと感じている。
観光客が多く訪れる町であれば、そこそこの集客は見込める。
お店の接客姿勢や態度に気を配らなくても大丈夫と言わんばかりの店にはうんざりする。
こういったお店には、ここ「赤福」のスタッフを是非見習ってほしい。。。

まだまだ時間の余裕がある為、五十鈴川のほとりに素敵な建物と趣を感じるカフェに入ろうと。
「赤福」とはまるで違う接客にうんざり。。。

僕のお店はこうならないよう心がけることにした。

いよいよ「内宮・ナイクウ」参拝にむかう。
順路を確かめ作法も再確認。
「外宮」とは違った雰囲気が鳥居と宇治橋の向こうからも伝わってくる。
清々しいさの中に凛とした空気感は、見た目にも肌にも感じるだろう。
深々とした趣に身を引き締め、感謝の気持ちを持ち参拝することで、和やかな気分と心持ち身体が軽くなった気がしていました。
伊勢神宮の基本参拝は感謝の気持ちをお伝えすることが重要とされ、お願い事をするところではないらしい。
お願い事をするところは決まっている為、ここを間違えないよう注意していただきたい。

早朝からお昼時まで参拝をし、伊勢名物「伊勢うどん」を食することに。
初めて食べる太くて柔らかいうどんの食感とタレ(ダシ)に戸惑いながら美味しくいただけました。

チェックインにはまだまだ時間があるため、まずは鳥羽港へとドライブ。 
息子にハンドルを委ね助手席に座る感覚は、嬉しさと心配が入り混じり複雑です。
真剣な眼差しで右に左にハンドルを切る姿をみると、自慢の息子に育ってくれたと感謝した。 

1泊目「麻吉旅館」にチェックイン。 
この麻吉旅館の創業は240年前らしく、日本家屋の好きな僕にとっては最高なお宿。
カラカラと格子の引き戸を開けると、すでに玄関に立つおかみさんの笑顔が待っています。
お迎えの気持ちやおもてなしを感じ素敵な宿だと改めて感謝いたします。

室内には複雑な土地形状に建築された独特な建物。
急な階段やつなぎ合わせ増築してきた建物に歴史が伝わり、古いカマドや格子建具に目を奪われる。
息子も興味津々と嬉しそうに笑顔を見せていました。

一休みしてから夕食の松阪牛を食べに向かい、当然ながら食事は美味しく頂けました。
フロアには若いスタッフばかりでしたが、接客対応もすばらしく感謝と感動。
全体的に伊勢の人たちは、おもてなしが身にしみているのだろうか?
それともオーナーの教育が良いのだろうか?
若者から学ぶことの多い旅のように思える。

たらふく食べた後には大きな湯船に浸かりたいと伊勢のスーパー銭湯でのんびり。
お宿のお風呂は古い建物のため銭湯を選択。

明日はお世話になった方々へのお土産を買うことに決定。 
チェックアウト後「おかげ横丁」・「おはらい町」でお店巡りをすることに。
随分と軒先の多い通りのため、あちらこちらと店先から覗き込みながらお買い物を楽しみました。

お昼時には五十鈴川のせせらぎを感じながら伊勢名物「すし久のてこね寿し」を食し堪能。
これまた美味しくお腹いっぱいに。

チェックインには時間もるため、伊勢志摩方面へドライブです。
息子の運転も慣れてきた感があり、スムースなハンドルさばきに安心してきた。
できるだけ余計なことは言わず、息子に任せようと小言は控えめに。。。
でも、親だからちょっとは言いたくなるものですね。。。イケナイ・イケナイ。

二泊目の旅館は違うお宿を予約したのだが、流石に言えないことばかり。。。 これも安旅の醍醐味だと実感。 

いよいよ帰路へつく日がやってきた。
あっという間に時が過ぎ、量的時間は止まってはくれない。
まだまだ息子と過ごしたい、素晴らしく心地よい質的な時間は瞬く間に過ぎてしまうもの。
子供の頃から変わらず、大人になっても変わらない事と実感。

帰路につく前、浜松にどうしても寄りたいところが有りました。
2年ほど前、たまたまよった鰻屋は、またいつか来ようと決心していたお店。
大好物の鰻をざまざまな店で食べてきた経験から、これほど旨い鰻は食べたことがないと当時つよく感じた。
お父さん・お母さんの二人でまかない、不定休のため、予め伺う日程をお伝えしておきました。

浜松の「昔のうなぎ屋」さん。
関東では鰻を焼く前に蒸してしまい、臭みや身の硬さを取ってしまう料理法。
ここは鰻本来の素材を生かし蒸さずに焼くのみ。
ここの鰻は絶品です!!! 日本一といっても過言ではございません!!! 
香ばしく歯ごたえもあり、サッパリしながら油の乗ったウマイ鰻!!!  
お近くにお寄りの際は「昔のうなぎ屋」で検索してください!
きっと驚くほどウマイと感じていただけることでしょう! 

お腹いっぱいになりながらも、まだ帰りたくない。。。
往生際の悪い子供じみた感覚を大切にしてみようと、息子へスーパー銭湯で仮眠の提案。
息子は笑いながら「良いよ!」と言ってくれた。

亡き父に僕はしてやれなかった事。
若き息子にしてもらいました。

これほど素晴らしい時間を与えてくれたこと。

僕の息子に生まれてくれたこと。

僕に勇気と希望を与えてくれたこと。 

感謝しかありません。

親から子への無償の愛ではなく、子から親への無償の愛だと知りました。

息子よ親孝行はもうしてもらったよ。

親のことは気にせず、
「自分の思うように存分に生きてください」

恥ずかしく声に出せないが、胸がつまり涙が溢れだす。 
神様に息子に有難うございます。 

もう一人、娘がいる。
19歳になる年頃だから難しいが、こんどは娘と二人旅を計画しよう。
行ってくれるかな。。。
贅沢をいえば、娘が結婚する前に行けたらいいな。。。

伊勢名物「赤福」

「赤福」は創業300年以上の歴史を持つ茶菓子処ろ。 昔から伊勢にお参りに来る参拝客をもてなし、様々な時代を見聞きしてきた歴史を考えると身が締まる。 早朝5時から営業する姿は、お伊勢参りが午前5時から行えるため、参拝客をもてなす志がなんとも素晴らしい。 

「赤福」での一服。 

たくましく育ってきた息子。 ヒゲは剃りなさいと言うも、いまだから出来るこ事と言われ反論。 それもまた大人になってきた証である。

「赤福」の店内

歴史と趣を感じる佇まい。 タイムスリップして見えている気がする。 50年前・100年前と想像し、行き交う人々が見えてくる。

「五十鈴川」のほとり

僕は自被写体を愛しています。

「おはらい町の家屋」

26年前の車をとばし「おはらい町」にやってきた、この車が町の雰囲気に似合うと我ながら自慢したい。

大人へむかう登山中の息子。

まだまだ未熟者です。 どうか皆様、この子が大きな心を持つ大人に育つため、お力をお貸しください。

「おはらい町」の風景

石畳が美しく映えている。 歴史のある街並みを後世に残してゆきたい。 鎌倉もこのように育ってくれると良いな。 非力ですが鎌倉にとって素晴らしいと思われる活動をしてゆこうと感じます。

五十鈴川のほとりにある「五十鈴カフェ」

この橋は建築様式ではなんと言うのだろう? コンテンポラリーモダンで有りながら、こんな住宅デザインをしてみたい。 ここに僕の目標はあると再確認。

「五十鈴カフェ」店内

「麻吉旅館」

素晴らしい建築物です。 今の日本は海外のように誇り高くあってもらいたい。 日本人の心、日本独特の文化、海外のものばかりが流行り、日本のものが廃れてきた時代に終止符を打ちたい。 若き人の力を借り、再生してゆく日本であってほしい。

複雑な地形に建築

かまどのある建物が一番古いらしいく、約240年前の建物らしい。

趣や空気感がいい

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