脱都心コンシェルジュ

海を楽しむ暮らしのコンサルタント

「息子よ親孝行は終了です。」

先日、伊勢神宮へ参拝旅行を楽しんで参りました。
二泊三日の旅は息子と二人きりの男旅のため、豪華な旅館に泊まる必要もなく、かっちりとした旅行プランもない、ぶらり旅にしたい、がコンセプト。 

古く歴史のある旅館を探し、伊勢周辺の食事処から銭湯と、webでさがす時間が楽しくてたまらなかった。 

伊勢神宮には「外宮・ガイクウ」・「内宮・ナイクウ」とそれぜれに決まりごとがあり、神様の祀られているところも多いため、順路も定めて行かなければと息子と話し合うことに。

その時間が妙に心地よく感じ、子供としてではなく同じ人どうし、いや大人同士の会話が何よりもたのしかった。 

伊勢神宮内でレンズを構える僕に息子が一言、「神様のいるところでの撮影はどうかと思う。。。

参拝を目的とした旅にもかかわらず、カメラを構え夢中になる僕。 この一言に納得した感は否めない。

我が息子が知らず知らずの間に大人になり成長したと、親として男として胸がいたく暖かい。

亡き父に僕はしてやれなかった事。

若き息子にしてもらいました。

旅という素晴らしい時間を与えてくれたこと。

僕の息子に生まれてくれたこと。

僕に勇気と希望を与えてくれたこと。 

感謝しかありません。

親から子への無償の愛ではなく、子から親への無償の愛だと知りました。

息子よ親孝行はもうしてもらったよ。

親のことは気にせず、「自分の思うように存分に生きてください」

恥ずかしく声に出せないが、胸がつまり涙が溢れ出そうだった。 

伊勢神宮に息子に有難うございます。

旅へ行かせてくれたパートナーへ有難うございます。 

僕にはもう一人、娘がいる。

19歳になる年頃だから難しいが、こんどは娘と二人旅を計画しよう。

行ってくれるかな。。。

贅沢をいえば、娘が結婚する前に行けたらいいな。。。

長期計画と考えよう。

伊勢名物「赤福」

「赤福」は創業300年以上の歴史を持つ茶菓子処ろ。 昔から伊勢にお参りに来る参拝客をもてなし、様々な時代を見聞きしてきた歴史を考えると身が締まる。 早朝5時から営業する姿は、お伊勢参りが午前5時から行えるため、参拝客をもてなす志がなんとも素晴らしい。 

「赤福」での一服。 

たくましく育ってきた息子。 ヒゲは剃りなさいと言うも、いまだから出来るこ事と言われ反論。 それもまた大人になってきた証である。

「赤福」の店内

歴史と趣を感じる佇まい。 タイムスリップして見えている気がする。 50年前・100年前と想像し、行き交う人々が見えてくる。 

「五十鈴川」のほとり

親バカですが、素敵な息子です。

「おはらい町の家屋」

1992年に製造された車に乗り込み「おはらい町」にやってきた、この車が町の雰囲気に似合うと我ながら自慢。

大人へむかう登山中の息子。

まだまだ未熟者です。 皆様、この子が大きな心を持つ大人に育つため、どうかお力をお貸しください。

「おはらい町」の風景

石畳が美しく映えている。 歴史のある街並みを後世に残してゆきたい。 鎌倉もこのように育ってくれると良いな。 非力ですが鎌倉にとって素晴らしいと思われる活動をしてゆこうと感じます。

五十鈴川のほとりにある「五十鈴カフェ」

この橋は建築様式ではなんと言うのだろう? コンテンポラリーモダンで有りながら、こんな住宅デザインをしてみたい。 ここに僕の目標はあると再確認。

「五十鈴カフェ」店内

「麻吉旅館」

1泊目「麻吉旅館」にチェックイン。  この麻吉旅館の創業は240年前らしく、日本家屋の好きな僕にとっては最高なお宿。 カラカラと格子の引き戸を開けると、すでに玄関に立つおかみさんの笑顔が待っています。 お迎えの気持ちやおもてなしを感じ素敵な宿だと改めて感謝いたします。

複雑な地形に建築

かまどのある建物が一番古いらしいく、約240年前の建物らしい。

室内には複雑な土地形状に建築された独特な建物。 急な階段やつなぎ合わせ増築してきた建物に歴史が伝わり、古いカマドや格子建具に目を奪われる。 息子も興味津々と嬉しそうに笑顔を見せていました。

趣や空気感がいい

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